(2024年8月24日更新)
健康風呂ゆかりでは、店長亀谷尚美と、その母長谷川佳代子で経営しております。
昭和59年4月9日、自然豊かな八百津町に生まれました。
米ぬか酵素風呂との出会いは、大学生時代、大阪に下宿していた時でした。
酵素風呂との出会いを語るとき、多くの場合は病気で苦しむ中で、自分を救ってくれたのが酵素風呂…という物語になるのかもしれません。
私の場合はそうではなく、国際協力のボランティアをしている中で出会いました。
私は大阪外国語大学(現大阪大学)スワヒリ語学科に所属していました。大学生の時にアフリカに渡航し、エイズ患者のためのボランティアを行ってきました。
エイズ患者の人たちが作ったサイザルバッグを販売して、売上をケニアに送金などの活動をしていました。
この雑貨を仕入れて販売するボランティアの経験から、最初はエスニック雑貨屋さんを開業しようなどと夢見ていました。
でも、なんとなく違う気もしていました。
そんな折に、突然酵素風呂の話が舞い込んできます。
岡山県の倉敷で元気酵素風呂を運営する人たちが、アフリカのマリという国で酵素風呂を作って、エイズ患者の人たちが元気になったという話を聞きました。
学生時代は、エイズの治療薬について勉強し、卒論を執筆していました。私は、エイズをよくするのは薬だけではなく、こうした自然療法的なアプローチもあるのかと興味津々になりました。
酵素風呂が気になった私は、大阪から岡山県の倉敷まで酵素風呂に訪ねて入りに伺いました。
倉敷の酵素風呂は、米糠100%のプール型の酵素風呂で、みなさん「元気酵素風呂」の屋号の通り、元気に経営していらっしゃったことを覚えています。アフリカの話も聞かせて頂きました。
自分自身も学生時代に、大阪の酵素風呂に通って、ひどかったアトピーが少しずつ改善、また冷え性も改善し、代謝も良くなりました。
そこの酵素風呂はシングルマザーのお母さんがたった一人で手入れから接客から何もかも頑張り、帰ったら小学生の子どもの世話…と、とても大変な日々をこなされていました。
素直にお母さんはすごい…!と驚愕していました。
「これからは高齢化社会で健康ブーム、エスニック雑貨よりも酵素風呂の方がきっと需要があるだろう~!」と見込み、夢を酵素風呂に変更したのでした。
今度は広島の地で、広島市に酵素風呂をオープンするという話を聞きました。そして、そこのスタッフとして雇われるという夢のような境遇に出会いました。
「あんた家で働かんかね」と誘われ、なんだかんだ大学を出たばかりでほぼ一人で店を切り盛りすることに!
そのうち手入れスタッフさんと接客スタッフさんが入りましたが、それでもメインスタッフは私。毎日スコップを振り回して疲労困憊しておりまして、帰ってご飯を作る気力もなく、毎日のようにすき家でおっさんに交じって晩ご飯を食べていました。
「シャワー室の椅子を綺麗にしなさいと言われたら、もう片方のシャワー室の椅子も綺麗にしなさい!!」「お客さんのいる前で歌を歌わないの!!」
と、うっかりものの私は叱られまくっていました(笑)
今でもまだまだうっかりものですが、流石に初めてきたお客さんの前で歌は歌わないようになりました(笑)
広島にて酵素風呂の修行をすること3年、厳しくも優しい社長から、酵素風呂での接客についてとても多くのことを学ばせていただきました。
オープンしようとしていた時、さてどこでオープンしようか。岐阜市?それとも大阪?それとも実家?と悩んでいました。
周りのいろんな人に相談していたところ、「固定費はとにかくない方がいいからとにかく土地のある実家でやるのが一番じゃろ」とその度言われ、実家でやることを決意。
広島から岐阜に電話をかけて、「酵素風呂をやりたい」と両親に話しました。
そしたらしばらく連絡を取っていなかった父が嬉しかったのかやる気になってくれて、「退職したら自分の木工品を作る工房も作りたい!」と木工所を併設して開業することに。
そして平成22年、2010年、「お客様にとってご縁(ゆかり)のあるお店でありますように」と願いを込めて「健康風呂ゆかり」をオープンしました。
広島県にある江田島店は、オープン直後にお客さんが殺到したらしいのですが、ここは新しいもの好きな広島県ではなく保守的な岐阜県。最初はお客さんはさっぱりです。0人の日が続くこともたくさんありました。
それでも徐々に口コミや広告でお客さんが増え、14周年を迎えることができました。
営業している間いろんなことがありました。
まず衝撃だったのは、2013年、一緒に仕事をしていた母が脳出血で倒れます。母は店もそうでしたが、自分の母の介護などのストレスもありました。
酵素風呂に入っていても、こうした大きなトラブルが起こること、酵素風呂は万能ではなく心の状態も大切なことをとても勉強させられました。
母は左半身の手足が全く動かない状態でしたが、おかげさまでリハビリで動けるようになりました。酵素風呂に入ると身体の状態もいいようです。
ケニアの支援は社会人になってからもずっと続けています。チャリティー回数券も販売しておりますので、是非ご利用ください(o^―^o)
店をやりながらボランティアをしていたら、酵素風呂のお客さんでケニアのボランティアを手伝ってくれる人が現れました。
その人が現在の主人です。今は御嵩町に住み、平成28年生まれと平成30年生まれの年子姉妹を育てながら、母と健康風呂ゆかりを経営しています。
その年子姉妹は不登校で学校に行っておらず、七宗町のフリースクールに通って元気に過ごしています。たまに店にも登場するかもしれません。まだまだ未熟な私ですが、皆様の健康をサポートしていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
店長の補佐として、店長が店に来れない時など代理でやっております。
耳が遠いので、お電話やお客さんとの会話で聞き返すことがあるかもしれません。ゆっくり喋っていただけるとスムーズに会話できるかと思います。
また、病気の後遺症で左手足が不自由ですが、笑顔を忘れず接客しております。
酵素風呂のお客様といろんなお話させていただいて楽しんでいます。
よろしくお願いいたします。