がん

【大腸ガン→転移して卵巣ガン→抗ガン剤治療→腸閉塞・脳出血→抗ガン剤治療】

平成22年大腸ガンを患い、手術しました。
 手術後、免疫力を上げることが、身体にいいと聞いていて、冷えやすい身体を何とかしたいと思っていましたところ、地元のフリーペーパーで免疫力UPにいい酵素風呂のことを知り、息子のお嫁さんと一緒に来ました。

本当に身体が温まり、気持ちが良かったので1週間に1回通うようになりました。

 しばらく経った後、下腹部が張ったような感じがして、絶えず痛むようになりました。実はこの時卵巣に転移していたのですが、その時の病院では検査で見つからず、別の病院を紹介されました。

そして転移した卵巣ガンが見つかり、本来うずらの卵くらいの大きさの卵巣がソフトボール大もの大きさの卵巣ガンになっていたこと、そしてその大きくなった卵巣から血液が流れ出し、そのせいでお腹が張った状態になっていたことが分かりました。

卵巣ガンがかなり大きくなっていたのに、最初の病院で見つからなかったのは不思議です。セカンドオピニオンは大切だと感じました。すぐに手術し、卵巣ガンを取り除きました。卵巣から漏れていた大量の血液の中にガン細胞が混じっていて転移しやすいということで、抗ガン剤治療が始まりました。

 抗ガン剤治療はとても辛いものでした。病院に2泊3日で72時間点滴を打ちっぱなし、金額も大変高額でした。特に副作用として手が痺れて、木でできたものしか触れない・・・鉄やプラスチックのような少し冷たいものに触るだけで常に手先から全身がびりびりとするような感覚に襲われたことが辛かったです。

 抗ガン剤での治療中、ある日、ガンの手術の際に腸を動かした影響からか、腸閉塞を起こしました。私はその時のことを覚えていないのですが、のたうちまわって物凄い痛がりようだったと後から家族が教えてくれました。

その時痛みと同時にすごく力んだ関係で、頭の血管が切れて脳出血を起こしました。抗ガン剤の影響で脳の血管がもろくなっていたのです。私は救急車で病院に運ばれて、集中治療室(ICU)に入れられ、全身に管がつながれ、生きるか死ぬか分らないような状態になりました。

脳出血の後は絶対安静が必要ということで、睡眠薬で無理やりただ寝かされていました。脳出血で流れた血は運よく脳下垂体に流れ込み、奇跡的に後遺症が残りにくい状態になりました。

家族がものすごく私のことを心配してくれて、特に主人は1日3回仕事の合間に病院に来てくれて毎日手足を一生懸命マッサージしてくれました。普段なかなか言えないのでここで言っておきます。お父さんあの時は本当にありがとう。

 主人のマッサージのおかげか少しずつ回復し、ICUで22日間(その病院では22日間というのは新記録だそうです!) 寝たきりだった私はリハビリを始めることになりました。

ずっと寝たきりで動いていなかったので、いざ身体を動かそうと思っても起き上がることすら難しく、なかなかスムーズに動くことができませんでした。

思うように歩けない、手に力が入らず物をつかめない、声すら今までどおりに出ない自分にびっくりしました。お年寄りの人がするような物をつかんでこの箱に入れる・・・というリハビリをこの年でしないといけないことにショックと情けなさを感じてしまいました。

脳のリハビリもしたのですが、ちょっとした暗算もできなくなっていてびっくりしました。でも動けるようになるために一生懸命頑張りました。入院中大分痩せてしまいました。早く帰って酵素風呂に入りたいとずっと訴えていました。

 2ヶ月間の入院生活が終了し、息子のお嫁さんに車に乗せてもらって私はまた酵素風呂に入りに来ました。今まで週に1回しか入っていませんでしたが、毎日入るようにしました。

 おそらく手術をしたせいで腸閉塞を起こし、抗ガン剤の副作用のせいで脳の血管がもろくなって血管が切れたので、ガンを叩くという意味では効果があったのかもしれませんが、病院でのガン治療は危険なリスクを伴うものだということを強く感じました。

つらい抗ガン剤はやめて酵素風呂だけでガンの再発を抑えたかったのですが、抗ガン剤をしないと再発の可能性が非常に高いと医師から聴き、また家族と話し合いもして、その結果、抗ガン剤と酵素風呂を併用することになりました。

また、先生から抗ガン剤の説明を十分して頂き、血管がもろくなる副作用のある薬を抗ガン剤に混ぜないことになり、そのおかげで1回の抗ガン剤の値段もだいぶ安くなりました。

 3週間に1回抗ガン剤を点滴で打ちながら、お嫁さんと酵素風呂に毎日来る生活が続きました。抗ガン剤の副作用はのどの粘膜がやられて冷たいものが一切飲めなかったり、お腹が痛くなったり、いろいろありましたが特にひどかった副作用が肩から腕、指にかけての痺れでした。

ただ酵素風呂に入っている間は不思議とその痺れを感じませんでした。

また、抗ガン剤を打つことで免疫力が下がり、白血球の数値が下がってその数値を上げるための注射をしないといけないことがほとんどだそうですが、私の場合、酵素風呂に入っていたからか、白血球の数値は下がりすぎることもなく、白血球を増やす注射はせずに済みました。

酵素風呂は免疫力UPに本当にいいのだと感じました。

 酵素風呂に入り続けると手の痺れが治まってきて、治まってきた頃抗ガン剤をしてまた痺れるようになり、その痺れを酵素風呂でだんだん緩和していく・・・の繰り返しでしたが、抗ガン剤が蓄積されるのでしょうか、酵素風呂に入っても、手の痺れが治まらなくなりました。

私は先生に、「抗ガン剤の副作用が本当に辛いです」と訴え、これ以上減らしたら効果ないと言われるまで抗ガン剤を減らしてもらいました。

 減らしたら痺れが少しは軽くなりました。抗ガン剤と酵素風呂併用中、体重が少しずつ戻ってきて、先生にびっくりされました。

抗ガン剤治療中はどの患者さんも体重が減る傾向にあるそうです。また、副作用のひどい人は歩けなくなってしまうそうですが、そういうこともありませんでした。

酵素風呂で治療に立ち向かう体力がつけられたのではないかと思います。また、健康風呂ゆかりさんの勧めで整体セットコースを受けてみたら、腕にテーピングをしてもらい手の痺れが大分楽になって助かりました。

 酵素風呂に入った以外にも、野菜と果物のジュースを息子が作ってくれたりしました。主人が酵素が入るようなジューサーじゃないといけないと、ジューサーを買いなおしてもらい、味がより美味しくなって飲みやすくなりました。

 あと3回、あと2回、あと1回・・・と苦行に耐えるような気持ちで8回の抗ガン剤治療を今年平成24年の夏になんとか終了させ、やっと薬から解放されました。ガンの数値も正常値の範囲内に収まっていました。

しかしほっとしたのもつかの間、その治療の後遺症が今度は足にきて、足首の辺りがすごくだるくなり歩きにくくなりました。この後遺症とは気長に向き合う必要があると感じています。

つらかった手の痺れも今ではひどかった頃に比べると大分よくなり力も入るようになったので、足もきっと少しずつ良くなっていくと思います。

 酵素風呂に毎日通うようになってから8ヶ月、ガンを患う前は本当に寒がりで「骨が冷える」という言葉で家族に訴えていたほど冷え性だった私だったのに、基礎体温が上がって今ではあまり寒さを感じなくなり、汗も出やすくなりました。

主人のほうが寒がるくらいです。でも最近は一緒に毎日入るようになったので2人して寒がりじゃなくなるかもしれませんね。

 ガンは熱に弱いので、酵素風呂でしっかりあたためることが本当に大事だと思っています。今後もしっかり入っていきたいと思います。ガンで苦しんでみえる方がいらっしゃったら、酵素風呂は絶対にいいと思うのでお勧めしたいです。

(岐阜県可児市 50代女性)

follow